みわちり 悩殺ドリンク #92
四国明治飲料
ニッキ水
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見よ、この神々しいまでの原色の輝きを。
その優雅なフォルムを。
全国各地の、特に観光地のお土産屋などでふと飾られている。
写真はお冗さんに頂いた、
讃岐金刀比羅宮(琴平さま)土産の四国明治飲料製のものだが、
大阪のハタ鉱泉の様な準メジャーなメーカーから
地方の名もない製造所まで、全国各地で同じ物が作られている。
瓶はそろってヒョウタン型。色はどれも原色。
これが「ニッキ水」である。

目に焼きつくような赤・黄・緑の毒々しい色。
封を開けるとシナモンの強烈な香りが鼻に刺さる。
小さな瓶口から舌に垂らしたニッキ水は舌をヒリヒリとさせ
間を置かず甘い砂糖の味わいが口の中を蹂躙。
飲み込む喉を満遍なくシナモン(ニッキ)がピリピリ刺激し
鼻に抜ける息までシナモンに犯される。
この味を克服するのは至難の業である。

ニッキは肉桂(シナモン、ニッケ)のことで、英語で言うとシナモンウォーター。
でもそんな野暮なことはしない。
まだ日本にドリンクが普及する以前、
お祭りの屋台でこの原色の輝きを放つ瓶は子供に大人気だった。
突き抜けるようなシナモンの刺激とコテコテの甘さは、
質素な日常にはありえないご馳走だった。
子供たちは、このニッキ水を買ってもらい、
チビチビと舐めながら祭りの気分を堪能した。
そのニッキ水は21世紀に入っても頑なに昔の味とスタイルを貫き通している。
歴史が古すぎて、なんでヒョウタン型なのかも分からないくらいだ。
これはけっしてゴクゴクと飲むものではない。
昔ながらの流儀で、チビチビと昔の味を嗜むものである。
慌てて飲み干すと胃まで痛くなる。

項目

星の数

コメント

ネーミング ★★★ 昔からニッキ水。今でもニッキ水。
デザイン ★★★★★ 昔からヒョウタン型。なぜかヒョウタン型。
アイデア ★★★★★ 昔懐かしの味を守り続けている。
まずさ ★★★★★ シナモンで拷問を受けてる感じ。
希少価値 ★★ 全国の観光地のお土産屋に出没。
悩殺度 80点 あまりに美しいので我が家では玄関に飾ってます。

データ

品名 清涼飲料水
内容量・容器 130ml瓶
原材料 [赤]液糖、酸味料、保存料(安息香酸Na)、香料、着色料(赤102)
[黄]液糖、酸味料、保存料(安息香酸Na)、香料、着色料(黄4)
[緑]液糖、酸味料、保存料(安息香酸Na)、香料、着色料(黄4、青1)
製造元 四国明治飲料有限会社(香川県高松市)
販売元 四国明治飲料有限会社(香川県高松市)
入手地 お冗さんからのいただきもの
入手価格 (お冗さんからのいただきもの)
入手時期 2002年7月
備考 同様の商品が全国のメーカーで製造されている。

 2003年8月17日 記


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