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みわちり悩殺ドリンク #160
シーアール
府内南蛮王 大吟醸珈琲 無糖

2012年1月28日 記

大分県を中心にコーヒー豆販売や喫茶店等を展開するシーアールコーヒーが売り出しているローカルな缶コーヒー。
微糖(ミルクコーヒー)と無糖タイプがあり、こちらは無糖のブラックコーヒーである。
「府内南蛮王(ふないなんばんおう)」という仰々しい名称で、初めて見る人には何の飲み物だか分からないネーミングだ。
この「府内南蛮王」はシーアールコーヒーが自社のコーヒー製品に使用している共通ブランド名らしい。
府内(現在の大分市)を基盤にポルトガルとの南蛮交易を推し進めた戦国大名・大友宗麟が「南蛮王」と呼ばれていたとの事で、その名にちなんだブランド名という。

缶の正面側には金色の文字で「府内南蛮王【大吟醸珈琲】」の商品名と、
「16世紀の大航海時代、九州府内でポルトガル商人たちが嗜んでいた珈琲(南蛮茶)を現代に蘇らせました。」
という説明が書かれていて、その脇にコーヒー豆と豆挽き器のイラスト、背景に九州のシルエットや帆船が古地図風に描かれている。
裏側には
「九州に覇を唱えた大友宗麟は、ポルトガル商人たちから府内(大分)の「南蛮王」と呼ばれた。その大航海時代に飲まれていた珈琲が現代に蘇りました。アラビカ種の豆を念入りに磨きあげ、深煎りに仕上げた「府内南蛮王」冒険者たちの夢と浪漫をお届けします。」
と、府内南蛮王という名称の由来について解説がなされている。

缶を開けた時の香りは弱め。
ブラック缶コーヒーとしては酸味の少ない芳香あるコーヒーの味がする。
少し薄めのあっさりした飲み口だが、癖が無く飲みやすい。

この府内南蛮王のコンセプト文章、さらっと読むと、まるで大友宗麟がいた戦国時代の大分にコーヒーが上陸していたとも読める。
しかし、日本史上でのコーヒーの登場は、大友宗麟の時代から200年ほど後の江戸時代後期、長崎の出島でオランダ人が飲んでいたという記録が初となるはずである。
大友宗麟が活躍した16世紀半ばは、まだヨーロッパにもコーヒーは広まっていなかったはずだ。
もっとも発祥の地であるアラビアでは古くより飲まれてはいるので、ポルトガル商人が経由地で入手する事はあったかも知れないが、府内の城下に出入りしていたポルトガル商人がコーヒーを常飲していたかどうかは定かではない。
そもそも大友宗麟を「南蛮王」と称するのも他で聞いたことがない。
結局のところ、大友宗麟が日本の南蛮王と呼ばれ、その大友宗麟とアラビアの珈琲との交わりを夢見るのは、このコーヒーブランドが掲げる悠久のロマンであろう。

項目 星の数 コメント
ネーミング ★★★★★ コーヒーとは分かりにくい謎めいた名前。
デザイン 黒字に金文字はちょっと読みづらいけど。
アイデア 中身は普通に缶コーヒー。
まずさ 普通にブラック缶コーヒー。
希少価値 ★★★★ 大分県ローカル。
悩殺度 48点 突っ込みどころの多いネーミングです。

データ
品名 コーヒー
内容量・容器 190gスチール缶
原材料名 コーヒー、香料
製造元
販売元 株式会社シーアール(大分県大分市)
入手地 ほん魔君ヘーイさんからのいただきもの。
入手価格 (ほん魔君ヘーイさんからのいただきもの)
入手時期 2012年1月
備考 大分ローカル製品。

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